« これまでのあらすじ | トップページ | これまでのあらすじ(やり直し) »

鳥になった王さま 3

「王さま。おもしろいものが手に入りましたぞ!」
大臣がさっそく魔法使いの薬のことを説明すると、王さまは大喜びで、
「それはすごいぞ!わしは前から一度、鳥のように空を飛んでみたいと思っておったのだ!!」
と、いいました。
大臣もにこにこして、
「そうですな。鳥になって空を散歩するというのも、なかなかおもしろそうですな。それに、魔法使いも、動物になるとおもしろい人の秘密を見ることができるといっておりました。」
と、王さまの意見に賛成しました。

鳥になることを決めた二人は、魔法の薬を「ぐっ」と飲み干して、
「ゼルオ、オゼ、リドゥム!!」
と、おまじないの言葉を唱えました。
すると、身体がぐにゃりと曲がったような心地がして目の前が真っ白になりましたが、それも一瞬のことで、目を開けて大臣を見た王さまは、びっくりしていいました。
「大臣! 本当に鳥になっているぞ!!」
「王さまも、鳥になっていますよ!!」
大臣もびっくりしていいました。
二人はしばらくの間、しげしげとお互いの姿を見比べておりましたが心が落ち着いてくると早く空を飛びまわってみたいという気持ちがどこからかわきでてくるのでした。

最初、王さまと大臣はうまく飛ぶことができるか不安だったのですが、試しにつばさをばたばたと動かしてみればなんなく身体が浮くではありませんか。
「飛んでいる。飛んでいるぞ!!」

二人はうれしそうにそういうと、さっそく窓から外へ飛び出しました。

|

« これまでのあらすじ | トップページ | これまでのあらすじ(やり直し) »

よくわからない何か。」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/525287/10057579

この記事へのトラックバック一覧です: 鳥になった王さま 3:

« これまでのあらすじ | トップページ | これまでのあらすじ(やり直し) »