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鳥になった王さま 13

ツグミは王さまを上着のポケットにつっこむと、風のように飛びました。

一羽ばたきで、小さな川と大きな河を七つと七つ、
二羽ばたきで、小さな海と大きな海を七つと七つ、
三羽ばたきで、小さな野原と大きな野原を七つと七つ、
四羽ばたきで、小さな砂漠と大きな砂漠を七つと七つ飛び越えました。

レービュの国につくと、ツグミは王さまをひっぱりだしていいました。

ソラトはなにもいわなかったが、あの娘はやはり天に戻りたいのだ。
お前が王に戻り、それが人々に喜びをもって迎えられるのならば、彼女は天使に戻ることができるやもしれん。
しかし、お前が人々を苦しめるようなことがあれば、彼女は悪魔のままなのだ。
わがはいとアムドゥシアスには感謝など必要ない。
だがソラトへの感謝は忘れるでないぞ。
彼女を悲しませるようなことがあれば、わがはいとアムドゥシアスは必ずお前を八つ裂きにするだろう。

その言葉に王さまがうなずくよりも速く、ツグミは目の前から消えていました。

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