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仮名手本忠臣蔵『四段目』

この落語が好きです。

四段目っていうのは仮名手本忠臣蔵っていう古典の授業の文学史かなんかで
きっと聞いたことがあるお話の『四段目』、塩谷判官が切腹する場面を題材にした
落語なわけですよ。

仮名手本忠臣蔵っていうのは所謂一つの忠臣蔵のお話なんですが
「浅野長矩かわいそう、赤穂浪士えらい」っておおっぴらに言うと
「おめーら幕府様の裁定になんか文句あんのか」って怒られてしまうので
室町時代に時を移して関係者一同その時代の人物に仮託してるですよ。

浅野長矩=塩谷高貞  吉良義央=高師直  大石良雄=大星由良助

という具合にです。

 

もろなお的に忠臣蔵関係で面白いと思うのは、この落語でも出てくる
正義の味方石堂馬之丞こと多門重共(おかどしげとも)です。

この人、浅野長矩の切腹に立ち会った人間の一人で、松の廊下事件について
色々なことを日記に書いてて

  • 今日、浅野君が吉良はどうなったどうなったって聞いてきた。
    あの人もう年だから、もう死亡五秒前だと思うよってなぐさめてあげた。
  • 庄田(薬師寺)が浅野君にひどい意地悪するから力いっぱい抗議しておいた。
  • 主君の最期に一目会いたいっていう赤穂の藩士がいたから周囲の反対押し切って会わせた。だってかわいそうじゃないか。

と、八面六臂の大活躍なんですが、実は仲間内からは「多門=うそつき」
レッテルを貼られてるような人物でですね。
自分の関わってることを相当美化して書いてるんじゃないかって疑われてるですよ。

歴史っていうのは、ぶっちゃけ脇役が面白いわけです。|´ ▽`)

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